欧州へ 2011 11 12

 欧州の国々は、ドイツの言うことを聞いていると、
将来は、悲惨なことになるでしょう。
理由は、以下の「GDPと税収 2011 10 15」を参照してください。
 欧州にドイツと同じ国はありません。
ドイツには、「優秀な工業製品」と「ユーロ安」があります。
日本にも、優秀な工業製品がありますが、
日本の場合は、驚異的な円高でドイツのようにはならないのです。
 2008年7月が1ユーロ171.15円、2009年10月が1ユーロ139.57円
そして、現在が、1ユーロ107円程度です。
 ドルに対しても、2007年6月が124.14円、2010年4月が94.70円、
そして、現在が、1ドル77円程度です。

GDPと税収 2011 10 15
 欧州の先行きは厳しいと見ています。
欧州版の「失われた10年」の始まりになるかもしれません。
 GDPが、A、B、C、Dの四つの要素で構成されると仮定します。
単純に、Cを削減しただけでは、GDPの規模は縮小し、
税収は、GDPに比例すると考えられるので、
結果として、税収減となります。
 要するに、税収増を希望するならば、
GDPの規模を拡大させる政策が必要になるのです。
 諸般の事情で、どうしてもCを削減したいならば、
大胆な規制緩和でBを活性化させてBの規模を大きくさせるか、
減税でAを活性化させてAの規模を大きくさせるか、
何らかの対策を打つ必要があります。
 無策ならば、Cに引きずられて、
AもBも縮小していく可能性があります。
 このような視点で、欧州を眺めると、
欧州版の「失われた10年」が始まるだろうと思えるのです。
 もちろん、アメリカも似たようなことを実施する懸念がありますので、
アメリカ版の「失われた10年」の可能性もあります。










































































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